新酒の季節到来!フルーティーな香り漂う搾りたての酒粕

毎日寒い日が続きますが、新酒の季節がやってきました!
このシーズンになると、あしがらエリアにある酒蔵では、搾りたての酒粕も登場します。

昔から食材の一つとして利用される「酒粕」は、日本酒が作られる過程で発酵した“もろみ”をしぼった後に残る副産物。
健康に欠かせない、たんぱく質・食物繊維・ペプチド・アミノ酸・ビタミンなどの栄養素が豊富に含まれているそうです。

酒蔵や酒米によっても異なる香りや味わい

石井醸造(大井町上大井954)

曽我梅林から程近く、県道沿いにある「石井醸造」の前には
“新酒 しぼりたて販売開始”とともに“酒かす”と書かれた看板が掲げられています!

酒蔵の事務所の方に声をかけると、ずっしり1㎏入りの酒粕を購入できました。
酒粕が入った袋を開けると、フルーティーな香りが広がります。

保存の際はフリーザーバッグに入れて空気を抜き、一般的には冷蔵庫なら約6カ月、冷凍庫なら約1年間と言われますが、
風味が落ちる前に早めに使い切るのがオススメです。
ちなみに「瀬戸酒造店」では、年間を通して新酒を製造しているので、いつでもフレッシュな酒粕を通年購入できます。

酒粕の独特の香りや味わいは、酒蔵によって異なるのはもちろん、しぼられた酒の種類によっても異なります。
同じ酒蔵の酒粕でも、時期をずらして購入すると風味が違っているかもしれません。

新酒の誕生を知らせる門飾り“酒林”

中沢酒造(松田町松田惣領1875)

小田急小田原線「新松田駅」徒歩約5分徒歩の「中沢酒造」直売所にも立ち寄ってみました。
直売所の軒先に掲げられた青々とした杉の球。
時々、酒屋さんの軒先でも見かけることがあるこの飾りは、
「酒林(さけばやし)」と言われるもので、新酒ができたことを知らせるために吊るされています。
吊るされたばかりは青々していますが、時間が経つにつれて茶色に変わり、新酒の熟成具合も知ることができるそうです。

あしがらの5つの酒蔵はココ!

直売所では様々な日本酒はもちろん、酒粕を使ったおススメの調理方法なども聞いてみてください。
色々な酒粕メニューにチャレンジしたくなりますよ!

酒粕販売時期の目安
石井醸造 1月~3月
井上酒造 12月~4月(要予約)
川西屋酒造店 12月~4月
瀬戸酒造店 通年
中沢酒造 12月~4月
※各酒蔵の酒粕販売時期は目安です

 

酒粕の定番メニューはやっぱり甘酒。酒粕に豆乳と砂糖を加えた“豆乳甘酒”もおススメだそうです

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