箱根外輪山の北方に続く小高い丘陵にある「神奈川県立21世紀の森」。
森林・林業について親しめる施設で、園内には散策路などもあり
本格的な春を迎えるこれからの季節は、お弁当を持ってハイキングをするのもオススメです。
今回は、あいにくの雨ということもあり、子供と一緒に「木材工芸センター」で木工体験をしてきました。
木工体験は、利用人数に制限があるそうですが、事前に予約は不要!
この日は、寒さが残る日でしたが、温かい室内でふらっと気軽に立ち寄れるのも嬉しいです。
(木材工芸センター利用料金 200円。キット代は別途かかります。)
雨の日も大丈夫!幼児も楽しめる木工体験
今回作るのは、釘を使って障害物を作るミニピンボールに、やすりをかけて組み立てるミニカーとゴムガン。
このほかにも、ゴムの動力で動く三輪バギーや、レールの上にコインが転がって木箱に入る貯金箱などもあり、
夏休みの宿題でも活躍してくれそうです。
それでは、木工体験の中でも人気の「ミニピンボール」についてご紹介。
土台となる板にイラストが描かれた紙をのせて、釘を打ち込んでいきます。
写真付きの説明書を見ながら、作り方が分からないところはスタッフさんに聞きながら、周囲の木枠や発射台なども打ち込みます。
トントントン…。日ごろおしゃべりな子供たちですが、集中しています。
こちらは熊さんが乗ったミニカー。
切り抜き済みの材料に、やすりとボンドを使い、木づちで組み立てていきます。
色鉛筆やペンで色付けをしてもいいですね。
ちなみに年に数回、小学生以上の親子などを対象にした木工体験教室を開催しているそうです。
今年度分は全て終了したそうですが、来年度の内容は随時HPに公開予定とのこと。
こちらもチェックです!
展示室には森林・林業に関する紹介も
管理事務所のすぐ隣には、かながわの森・水を守るお仕事をPRしている“しずくちゃん”が出迎えてくれる展示室があります。
健康な森林づくりや林業について紹介した展示や、タッチパネルを使ったゲームなどが設置されています。
これからの季節、気になる無花粉杉の紹介も。
神奈川県では、無花粉杉がメンデルの法則で劣勢遺伝する性質を利用して、
種子による無花粉杉生産を全国で初めて実用化しました。
スギやヒノキなどの人工林が、森林面積の4割を占めている神奈川県では、
花粉症対策苗木の生産や、スギ林の針広混交林化と植え替えを行っているそうです。
水源地域のある山地や森林がある、あしがらエリア。
将来にわたって良質な水を安定的に確保するため、県民と行政が力をあわせて
森林所有者とともに「水源の森林づくり」取り組んでいます。
神奈川県立21世紀の森
〒250-0131 南足柄市内山2870-5
利用時間
(森林館・森林ふれあいセンター)午前9時~午後4時30分
(木材工芸センター)工作時間 午前9時~午後4時30分/受付=午前9時~午前11時、午後1時~午後3時30分
休館日 月曜と祝日の翌日(土、日曜または国民の祝日等に該当する日を除く)、年末年始。7・8月は除く
http://k-mask.jp/21/